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クレーター肌の改善に効果的な薬はある?

みかん肌 薬

ニキビが炎症を起こして跡となって残ってしまうことは、決して珍しいことではありません。そのニキビ跡が赤や茶色のシミなら比較的簡単に改善することができますが、クレーターとなってしまうと改善するのは非常に困難です。クレーターの程度にもよりますが、ひどいものになると自力でケアするのは不可能になってきます。
とはいえ、クレーター肌をそのままにしておくのは嫌ですよね。クレーターがあると、それだけで強いコンプレックスを感じることもあるでしょう。クレーターを改善するのはたしかに容易なことではありませんが、地道なケアを続けることで改善することは可能です。ここでは、クレーターの改善に効果的な薬をご紹介していきます。

 

【クレーターの改善に効果的な薬は2種類】

 

クレーターの改善に効果的な薬は、主に2種類あります。ここで紹介する2種類の薬はどちらも塗り薬なのですが、ドラッグストアなどで購入することはできません。両方とも医師の診察が必要な処方薬になります。
そのため、クレーター改善に効果的な薬を手に入れるためには、皮膚科または美容皮膚科を受診することが必須になるのです。クレーター治療のための皮膚科または美容皮膚科での診察は、すべて自費診療になりますので健康保険は使えません。費用は高額になることを、あらかじめ頭に入れておいてくださいね。

 

効果覿面だが使い方を間違うと危険!トレチノイン

 

クレーター改善に効果のある薬の1つめは、トレチノインです。トレチノインはビタミンA(レチノール)誘導体の一種なのですが、ビタミンAの50倍もの効果があることで知られています。ターンオーバーを促進し、肌の入れ換え治療的な効果を得ることができます。ニキビの治療に用いられることも多いですね。
しかし、トレチノインのターンオーバー促進効果はものすごいです。「ターンオーバーを整える効果」くらいに考えていると、その効果に驚くことと思います。トレチノインは、ターンオーバーを整えるわけではありません。ターンオーバーを促進する、いわば早めるのです。意図的にターンオーバーを早め、肌をどんどん入れ換えていきます。メラニンを排出し、コラーゲンを生成する働きもありますので、シミの改善効果もあります。また、皮脂の分泌を抑制する作用により、ニキビをできにくくする効果も期待できるでしょう。
これだけを聞くと、「すごくいい薬じゃん!」と喜びたくなりますが、安易に喜ぶのは少し待ってください。トレチノインはクレーター改善に関して優れた効果を発揮する一方で、副作用も強く出る薬なのです。
だいたい使い始めて3日も経つと、赤みやヒリヒリ感、皮むけなどが起こります。これはターンオーバーを著しく早めた結果ですので、トレチノインを使えば誰にでも起こるものです。ふつう、正常なターンオーバーというのはだいたい28日くらいです。それを薬の力で早めていますので、異常な早さで肌が生まれ変わっていくのです。
そして、トレチノインを使うときには紫外線対策を念入りに行わなければなりません。ターンオーバーが促進されているときは、紫外線の影響を受けやすいのです。たとえ冬や夕方などでも、日焼け止めを使ってください。そうしないとクレーターが改善しても、今度はシミに悩まされることになってしまいます。

 

皮膚の漂白剤!ハイドロキノン

 

美白効果が高い薬として知られているのが、ハイドロキノンです。ハイドロキノンは今あるシミを消す効果が非常に高いことから、「肌の漂白剤」とも呼ばれているんですよ。
ハイドロキノンは、先ほどご紹介したトレチノインとセットで処方されることが多いです。トレチノインよりは、ハイドロキノンのほうが若干値段や安めのようです。
ハイドロキノンの主な効果は、なんといっても美白です。クレーター肌のなかでも、比較的症状の軽い状態のものには処方されることがあるようです。クレーター肌の軽い状態というのは、ニキビ跡が赤いシミのようになっています。それを放置しておくと徐々にデコボコが広がって、さらに改善するのが難しくなるわけです。クレーターは、症状の軽いうちに治してしまうのが一番です。ハイドロキノンは、そのために使われる薬ということですね。トレチノイン同様、ハイドロキノンもとても刺激の強い薬です。肌が弱い人の場合、ピリピリしたりかゆみが出ることもあります。副作用があまりにも強く出るときは使用をやめ、医師の診察を受けるようにしてください。

 

ケロコート(シリコンジェル)は通販でも購入可能?

 

トレチノインとハイドロキノンは医師の処方がなければ購入することのできない薬ですが、通販でも購入できる薬にケロコートというのがあります。もちろん、処方してもらうこともできますよ。ケロコートはシリコンジェルのことで、透明なシリコンを塗って肌に圧力をかけることで、肌の凹凸をなめらかに整えることができます。使い方は簡単で、クレーターの気になるところにケロコートを塗り、日焼け止めやメイクなどを行います。あとは時間が経ったらケロコートを剥がすだけです。1日2回を目安に使用しましょう。
ケロコートは通販でも購入可能なだけあって、トレチノインやハイドロキノンほど刺激の強いものではありません。クレーターのほか、ケロイドなどを治すことにも使われています。ケロコートでクレーターを治すのは、どうしても長い時間が必要だということをあらかじめ頭に入れておいてください。薬だからといって、2日や3日で治ることなどありません。
トレチノインの場合は3日ほどで赤みや皮むけといった症状が出始めます。クレーターの改善ではなくても、「薬が効いているんだ」ということは実感できますよね。ケロコートの効果は非常にゆっくりです。場合によってはしばらくの間何の変化も訪れないため、「全然効かない!」と感じることもあるようです。

 

・まとめ

 

クレーターの改善というのは、薬だけに頼るものではありません。薬は、あくまでも補助的な役割だと思っていてください。そして、たとえ強い薬を使ったとしても、すぐにクレーターが改善されることなどありません。それほどクレーターというのは重症なニキビ跡であり、治すのが難しいものなのです。
薬でケアをするのと同時に、クレーター肌になりにくい体質へと体質改善をしていくことも大切です。同じようにニキビができても、クレーターにならずにすむ人もいます。クレーターを本当に治したいのなら、薬の力を借りつつ、自分の努力も惜しまないでくださいね。